ブログ
オーストラリア赴任2ヶ月前:最初に着手すべき準備ガイド

渡航2ヶ月前は、「自分の努力ではどうにもならない(他者が関わる)手続き」を終わらせ、不確定要素を排除する時期です。
1. パスポートとビザ:最優先の「確定」作業
ビザがなければ一歩も進めません。まずはここを「完了」状態にします。
-
パスポートの有効期限チェック
-
やるべきこと: 残存期間が「帰国予定日」まで、または少なくとも「2年以上」あるか確認。
-
どのように: 1年未満の場合は、日本で更新しておくのが最もスムーズです(ビザ番号とパスポート番号が紐付いているため、渡航後の更新は手続きが煩雑になります)。
-
-
ビザ発給状況の最終確認(重要)
-
やるべきこと: 会社やエージェントから届いている「Visa Grant Notice(発給通知書)」を印刷し、内容(氏名・生年月日・パスポート番号)に誤りがないか一字一句確認。
-
どのように: もしまだ「申請中」であれば、最悪のケース(遅延)を想定し、航空券や引越しのキャンセル規定を再確認しておきます。
-
2. 海外引越し:戦略的な「仕分け」と「検疫対策」
オーストラリアは世界で最も検疫が厳しい国の一つです。「送れないもの」を把握することが重要です。
-
荷物の3分類を確定させる
-
船便(1.5〜2ヶ月): 家具、季節外の服、本、調理器具。渡航後すぐに使わないもの。
-
航空便(1〜2週間): 到着後すぐに必要な仕事道具、数日分の服、当面の生活用品。
-
手荷物(当日): 貴重品、重要書類、数日分の着替え、常備薬。
-
-
「持ち込めないもの」の徹底排除
-
やるべきこと: 食品(特に卵・肉製品が含まれるもの)、土のついた靴、ゴルフバッグ、キャンプ用品の洗浄。
-
どのように: * 靴の裏はブラシできれいに泥を落とす(土が付着していると没収または高額な消毒料が発生)。
-
木製品(お土産や工芸品)は虫食い穴がないか確認。
-
食品は原則「送らない」のが最も安全。 船便に入れると検疫検査で全荷物が数週間止められるリスクがあります。
-
-
3. 医療・健康:日本の公的保険をフル活用する
オーストラリアの医療、特に歯科は「高い・予約取れない・保険が複雑」の三重苦です。
-
歯科治療(最優先)
-
やるべきこと: 虫歯の治療だけでなく、親知らずの抜歯や、古い詰め物のやり直し。
-
どのように: 歯医者に「2ヶ月後にオーストラリアへ数年赴任する」と伝え、短期集中でクリーニングと点検を依頼してください。
-
-
英文の診断書・処方箋の入手
-
やるべきこと: 持病がある場合や、常用している薬がある場合。
-
どのように: かかりつけ医に、成分名(一般名)が記載された英文のレターを書いてもらいます。オーストラリア入国時の税関申告で必要になります。
-
-
予防接種の確認
-
やるべきこと: A型肝炎、B型肝炎、破傷風など、赴任期間や地域に応じて検討。
-
4. 役所・固定費の手続き(日本側)
日本を離れるための「出口戦略」をスタートさせます。
-
住民票の転出届(海外転出届)の検討
-
どのように: 渡航の約2週間前から受け付けられますが、この時期に「いつ役所に行くか」をカレンダーに組み込みます。
-
-
郵便物の転送設定
-
どのように: 実家などに転送されるよう「e転居」の手続きを確認。
-
-
固定費の解約予約
-
やるべきこと: インターネット、電気、ガス、水道、NHK、新聞などの解約日を設定。
-
注意点: 賃貸物件の場合、解約通知(退去予告)が「2ヶ月前」となっているケースが多いので、今すぐ契約書を確認してください。
-
5. お金と銀行の準備
-
クレジットカードの有効期限
-
やるべきこと: 滞在中に期限が切れないか確認。切れる場合は早めに更新カードを発行してもらいます。
-
-
Wise(ワイズ)などの送金アカウント作成
-
どのように: 生活セットアップ資金を日本から送るため、手数料の安い海外送金サービスのアカウントを日本にいるうちに(本人確認ができるうちに)作っておきます。
-
まとめ:今週すぐにやるべき「3アクション」
-
歯医者に予約を入れる。(今日中に)
-
引越し業者を呼び、下見(見積もり)を依頼する。
-
ビザの許可証(Grant Notice)をプリントアウトして保管する。
2ヶ月前は「まだ先」と思いがちですが、引越しの見積もりや歯科治療が入ってくると、一気に時間がなくなります。まずは「予約が必要なもの」から埋めていきましょう。