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知っておきたい!ガソリンに関する豆知識
完全な電気自動車でない限り、車は燃料がないと走ることができません。給油の頻度は異なるものの、すべての車のオーナーは定期的にガソリンスタンドで給油していますよね。ガソリン車には軽油を入れてはいけないことはよく知られていますが、レギュラーとハイオクの違いや、効率的な給油タイミングを理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?この記事では、知っておくと得するガソリンに関する豆知識を一挙にご紹介します!
レギュラーとハイオクの違いとは?
オーストラリアの多くのガソリンスタンドでは、2種類のガソリンが提供されています:レギュラー無鉛(通常は91オクタン)とハイオク無鉛(95または98オクタン)です。これらの主な違いは、オクタン価(ガソリンの自己発火抵抗性を示す値)にあります。多くの人が、ハイオクは高級車やスポーツカーに使われるものだと思いがちですが、実際にはレギュラーの方が点火しやすい特性を持っています。
ハイオクがパワーと燃費性能を発揮する理由
「燃えにくい」ことがハイオクの最大の特徴です。この性質により、ハイパフォーマンスエンジンではより高い圧縮比で燃料を使うことができ、自己発火(ノッキング)を防ぎながら効率的な燃焼を実現します。一方で、通常の車にハイオクを入れても大きな効果はなく、コストに見合うほどの燃費向上は期待できません。
ハイオク仕様車にレギュラーを入れるとどうなる?
最近の車にはアンチノッキングシステムが搭載されており、レギュラーガソリンを使用してもエンジンが破損することはほとんどありません。ただし、加速力やトルク、燃費性能が低下する可能性があるため、ハイオク仕様車にはハイオクを使用することが推奨されます。反対に、レギュラー仕様車にハイオクを入れても、わずかな燃費向上やエンジン内部の洗浄効果が得られる程度です。
給油のタイミング:満タンか、少量給油か?
給油方法には、満タンにする派と、少量をこまめに入れる派がいます。ガソリンの重量を考えると、満タンにすると車の重量が増し、燃費が少し低下することがあります。ただし、この差は1%未満であり、頻繁にガソリンスタンドに行くことによる時間やコストを考えると、満タン給油の方が経済的かもしれません。また、燃料ポンプはガソリンで冷却されるため、タンク内のガソリンが少ない状態で走行を続けるとポンプの寿命が短くなる可能性があります。
セルフスタンドでの注意事項
セルフスタンドでの注意事項
セルフサービスのガソリンスタンドが増えたことで、給油作業が日常的なものとなっています。しかし、ガソリンは非常に引火性が高く、取り扱いには注意が必要です。給油中は火気厳禁であり、電子機器の使用も控えるべきです。また、給油ノズルは油種ごとに分けられいてるので、間違えないよう確認しましょう。
レギュラー(Unleaded 91 ): オクタン価91
ハイオク(Unleaded 95・98): オクタン価95・98
軽油:(Diesel)
E10: (Unleaded E10 )
E10燃料とは?
オーストラリアでは、多くのガソリンスタンドでE10燃料が提供されています。E10は90%のガソリンと10%のエタノールを混合した燃料で、価格が安く、排出ガスも少ないというメリットがあります。ただし、エタノールに対応していない古い車では、E10がエンジンに悪影響を与える可能性がありますので、使用前に車の適合性を確認してください。車が対応していない場合は、レギュラー無鉛を選ぶのが無難です。
まとめ
給油時の安全対策や誤給油の防止は重要ですが、ガソリンの選び方や給油タイミングは個々の車の使用状況に応じて最適な方法を選ぶのがベストです。ガソリンに関する知識は、車を長く大切に使うために役立ちます。
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